抜歯即時インプラントとは?

抜歯即時インプラントとは?

抜歯即時インプラントイメージ

抜歯即時インプラントは歯を抜くと同時(即時)にインプラントを埋入する術法です。

通常のインプラント治療は、抜歯して、傷口が治るまで数か月経過待ち、それからインプラントを埋入することが多いのですが、その期間を様々な理由で待てない患者様もいらっしゃいます。
そんな患者さまには抜歯即時インプラントがあります。

治療期間の大幅な短縮と、患者様の負担が軽減される素晴らしい術法なのですが、この方法はレベルの高い治療法ですので、手術に熟練した先生以外は、するべきではないと考えます。

通常のインプラントとの違い

「通常のインプラント」と「抜歯即時インプラント」の違いをわかりやすくご説明しましょう。

通常のインプラントの問題点

通常のインプラントの治療の流れは、

  1. 抜歯
  2. 2〜6ヶ月ほど歯肉の治癒を待つ
  3. 人工歯根(インプラント体)を埋入

上記のように、抜歯してから埋入するまで、数ヶ月待ってインプラントを埋入しなければなりませんでした。

インプラント治療をスタートし、人工歯を入れて完了するまでの治療期間は、下顎で3ヶ月〜半年以上、上顎で7ヶ月〜1年近くを要し、抜歯と埋入の2度の外科処置と長い治療期間は患者様にとって大きなデメリットになっていました。

抜歯即時インプラントの利点

しかし、抜歯即時インプラントの場合は歯を抜いたその場でインプラントを埋入するため、「抜歯」と「人工歯根の埋入」が1回の外科処置で済み、治療期間が大幅に短縮されます。

また腫れや痛みがほとんどなく、余分な麻酔や粘膜剥離などの手術に伴う負担が最小限で済むというメリットがあります。

抜歯即時インプラントのメリット

抜歯即時インプラントは、たくさんのメリットがあります。このメリットを読むと、患者様のさまざまな負担を軽減できる、すばらしい術法だということがおわかりになるでしょう。

ただし、その反面、多くの注意点が必要なため、高度なテクニックが必要とされる方法なのです。
豊富な経験を持った歯科医師であるか、よく見極めることが大事です。

【メリット1】: 抜歯直後は傷口が治りやすく、抜歯した部分の骨も回復が早い

抜歯直後は、生体の治癒力が活発に働くため、傷口が治りやすくなります。そのため、抜歯した部分の骨の回復も早いのです。

【メリット2】:「歯がない期間」がないので、骨吸収がおこりにくい(骨が溶けにくい)

先にも述べましたが、抜歯即時インプラントは、抜歯をすると同時にインプラントを埋め込む術法ですので、ダウンタイム(歯がない期間)がありません。

歯根が埋まっていた顎の骨は、抜歯などによって噛み合わせの刺激がなくなると、どんどん骨が溶け、痩せていきます。これを「骨の吸収」ともいいます。
ですから、ダウンタイムのない抜歯即時インプラントは、正しい術式で行えば、骨の吸収を最小限に抑えるとも言われています。

【メリット3】: 痛み・腫れも少なく、患者様の身体的、精神的負担が軽減

インプラント埋入のために、切ったりめくったりををしなくて済むので、痛み・腫れも少なく回復が良いです。患者様の手術による負担が減るのがこの方法の良い点です。

【メリット4】: 治療期間が短くなり、通院回数も減り、患者様の負担が軽減

従来のインプラントは、抜歯のあと数ヶ月間は、歯肉の傷口が治るのを待っていましたが、その抜歯とインプラント埋入を同時に行うことで、抜歯後の待ちの期間がありません。治療期間が大幅に短くなります。通院回数も減るので、患者様へのメリットは大きいです。

【メリット5】: 早期に審美性・見た目が回復

ダウンタイム(歯が無い期間)がないので、骨だけでなく歯肉の形も温存されます。見た目も、より天然歯の状態に近い仕上がりが期待できます。これが抜歯即時インプラントにメリットの一つです。

抜歯即時インプラントのデメリット

  1. 高度なテクニックが必要な術法。通常のインプラント埋入と違い、多くの注意点がある。
  2. どんなケースでも出来るわけではない。歯周病や骨不足でできない場合もある。

つまり、この治療法ができるのは高度なインプラント技術を持ち、経験豊富な歯科医師だけなのです。あいうら歯科医院 院長 相浦淳一は、抜歯即時インプラントの豊富な実績と熟練の技術があります。どうぞお気軽にご相談ください。

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