インプラント治療の流れ

インプラント治療の流れ

  1. カウンセリング・診察
  2. 検査
  3. 治療計画
  4. 手術…1回法、あるいは2回法
    • …1回法の場合
      1. 4 – 1 インプラントを埋め込みアバットメントを装着
      2. 4 – 2 歯型・噛み合わせをとる
      3. 4 – 3 人工歯を取り付け
    • …2回法の場合
      1. 4 – 1 インプラント埋め込み
      2. 4 – 2 歯肉を縫合
      3. 〜 インプラントと骨が結合するのを待つ(約3〜4ヶ月)〜
      4. 4 – 3 2回目の手術でアバットメントを装着
      5. 4 – 4 歯型・噛み合わせをとる
      6. 4 – 5 人工歯を取り付け
  5. 装着後の状況確認

1.カウンセリング・診察

まず重要なのが治療前の診察(カウンセリング)です。相談にのることでインプラントについて、どのようなイメージがあるかを理解することができます。
カウンセリングではインプラントのメリット・デメリット、期間、どのような物を使ってどういった治療になるのかなどの説明がなされます。

2.検査

口腔内のレントゲンをとり、インプラント予定部位の骨をボーン・サウンディングという方法で歯槽堤の形状やボリューム、骨欠損形態などを把握・測定し、インプラントができる状態かを検査します。インプラントを埋入するための骨の状態が悪い場合は、院外提携施設でCT撮影をしていただきます。

3.治療計画

いつからはじめて、どのように治療がすすんでいくのか、手術方法など、治療計画の詳しい説明がなされます。

4.手術

その結果インプラントが可能と判断されれば、手術に入ります。
失った歯の部分にインプラントを埋め込みます。局所麻酔で手術にはいるので痛みはほとんどありません。

手術には1回法と2回法があります。
それぞれリスクやメリット・デメリットがありますので、上記の、【2.検査】、【3.治療計画】で患者様の状態を診断し、どちらでで行うかを決めることになります。

1回法の場合

1回法ではインプラントとアバットメント(人工歯を取り付ける台)を同時に埋め込み、人工歯を取り付けます。
1回で終わるので患者様にとっても良いですが、骨の厚さ、高さが不足している場合などは感染のリスクが高くなるという点があります。

2回法の場合

2回法ではインプラントとアバットメントを2回にわけて行います。インプラントを埋め込んだ後、歯肉を縫合して閉じ、インプラントが骨と結合するのを待ってから次の工程に入ります。骨と結合するまでは個人差がありますが、3〜4ヶ月くらいかかります。
その後インプラントの頭の部分を出し人工歯を取り付けるための台を埋め込み、人工歯を取り付けます。
2回法の方が時間がかかる分、骨との結合が確実と言われています。

5.装着後の状況確認

装着後は状況の確認などを行います。問題がなくとも定期的に検診を受け安全に過ごしましょう。